皆さんは、お金 貯めてますか?
私は銀行員をしているので、人生のさまざまな節目でお金と向き合う方々と
お話しさせて頂く機会が多いです。
旅行、自動車、結婚、出産、教育、住宅、老後とさまざまな場面で
大きなお金が必要になります。
そんなときに備えて、皆さん貯蓄をしてらっしゃいます。
特に貯蓄がうまい人は、天引き貯蓄で無理やり貯める方法をとってたりします。
貯めるのもいいですが、そのお金でさらにお金を増やしたいとは思いませんか?
そんな方にぜひ読んでいただきたいです。
株式投資に対する考え方と方法についてまとめてみました。
1.株式投資は、預金の75倍儲かる。
ほとんどないに等しい状況になってしまいました。
それに比べて、企業は高い利益率を上げて、2018年3月期も過去最高益を
更新しそうです。また、配当額も年々増加傾向にあり、日経平均の
配当利回りは1.56%と預金利息の75倍超となっているのです。
2.投資(株式・投資信託)とは、
お金を産み出すシステムを買うこと
投資は、株や投資信託を通じて、企業を間接的に所有することです。
企業は、利益を求めて営利活動を行っていますが、一義的には
オーナーである投資家のために活動しています。
(もちろん従業員や取引先、社会貢献のためということもあるのでしょうが…)
最近では特にその傾向が強くなっており、配当性向30%を掲げたり、
自社株買いを積極的に行い、投資家を喜ばせる企業が多くあります。
投資とは、そうした投資家のために働いてくれる起業の株式等を
取得することで、お金に産み出すシステムを構築することです。
3.システムは、見直しや修繕などの
メンテナンスは必要。
投資は、お金を産み出すシステムを買うことです。
システムですので、当然定期的なメンテナンスが必要になります。
業界動向や世の中の流れを把握して、大きな流れを外さないように
アンテナを持ち、銘柄の入れ替えや買増し、売り越し等のメンテナンスを
してあげる必要があります。
ただし、その際に以下の点にご注意ください。
・株価の上下は、あまり気にしすぎない。
・長期目線が大事。
すなわち、お金を産み出すシステムを買ったのだから、そのシステムの
時価(株価)はあまり気にせず、どれだけお金を産み出すかに重点を
置くことが大事です。
4.株価も下がらないに越したことはない。
経験上、配当額が維持されていれば、株価も相当程度回復します。
例えば、銀行株や商社株などは高い配当利回りで安定配当をしています。
こうした銘柄はストック商売をしているため、資源価格の下落や
不良債権の増加により、引当コストが表面的に増加し業績悪化となります。
ただ、実際にはストックを活かして、安定したキャッシュを産み出しているので、
業績に関わらず配当は減らさないということが多いです。
その場合、業績悪化時に一旦株価を下げますが、配当利回りが高くなるため
買いが入り、比較的早期に株価が元の水準まで回復しているように感じます。
こうした銘柄をシステムに組み込むことは、安定的にお金を産み出しつつ、
株価を維持するには重要なポイントになります。
5.おすすめは米国株。
米国株(NYダウ)の配当利回りは2.36%(2017年10月18日時点)と
日経平均1.56%を遥かに上回る水準です。
お金を産み出すという意味では、日経平均よりも適しています。
また、長期目線でお金を産み出すシステムを買うとはいうものの、
時価が下がるとやっぱり気になる…という方にもおすすめな米国株です。
下表は、過去35年間のNYダウの推移。
2001年のITバブル崩壊や2008年のリーマンショックで下落していますが、
そうした景気後退局面をこなしながら、過去最高値を更新し続けています。
また、米国では、FRBがインフレ率2%を目標に金融政策を行っています。
株価は、理論上は最低インフレ分の上昇が見込まれますので、
株価の押上げ要因になります。
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6.為替リスクは存在する。
米国株をおすすめしていますが、為替変動によるリスクがあります。
こちらについては、投資信託でリスクヘッジをすることが可能です。
それぞれの投資スタンスによりますが、為替ヘッジしたい方は、
米国株主体の投資信託を購入することをおすすめします。
ちなみに、私は銀行員なので株式投資はできませんので、
米国株ヘッジなしの投資信託を中心に投資しています。
7.まとめ
投資についての考え方と方法についてまとめてみましたが、いかがでしたか?
投資に対する考え方を少し変えて、お金を増やすために
貯蓄から投資へ切り替えていくのはいかがでしょうか?